2010年06月25日

フィギュアスケートへの招待

フィギュアスケートへの招待 新版
ダンスマガジン編
新書館 2000年12月出版

巻頭に佐藤有香さんへのインタビュー記事がある。
「ほんとうに上手に滑っていると、エッジと氷の触れ合いがまるでパンにバターを塗っているときのようになる。そういうときって、ナイフとバターが離れないじゃないですか。ペターって。そういう感じなんです。エッジと氷との、その感触がたまらない。ほんとうにそういうふうに滑れるのは、一年に何日あるかわからないくらいなんですけれど。」

 有香さんは、スケーティングの美しさに定評があるスケーターですが、エッジと氷の触れ合いって、いつも感じられるわけではないんですね。

 五十嵐文男さんによる「フィギュアスケートって、何?」という章では、スケーティング、ジャンプ、スピン、ステップ、表現力について解説しています。
<スケーティング>
基本は、スケーティングで、いいスケーティングというものは、バランスがとれていること。
たとえばバレエのアラベスクをしても、バランスのとれていない人はグラグラする。それがスケートだと、もっと顕著に見える。

「バランスがとれて、エッジに乗るのがうまい選手は、演技になめらかさがあります」
「なめらかなスケーティングは氷に吸い付いているように見えます。そして氷を削る音が聞こえません。氷を削る音と切る音は違うんですよ。上手な人が滑ると、リンクは氷ですから、氷が切れてパリパリいうんです。ところが下手な人は、まっすぐに進もうと思っても、体重の乗せ方が悪くて、思う方向に進めない。それを無理に力でまっすぐに進もうとするから氷が削れてギシギシという音がする。氷の音が静かなほうがいい滑り、うるさいほうが悪い滑りです。
 また一歩リンクに出て滑り始めたときに、エッジがのびているかどうかもスケーティングのポイントです。エッジがのびる、というのは、すーっとスピードがのっていくという意味です。体重の乗せ方が下手だと、エッジに抵抗がかかるので、うまく滑っていかない。うまく乗れていれば、すーっと進むんです。はじめの一歩が短いか長いかも大切です」

<ステップについて>
 「どれだけ難しいエッジ・ワークで構成してくるか、というのがステップの醍醐味ですね。往々にして、上体は動いているけれど、足元を見ると全然動いていないで両足で滑っているだけということがある。あるいはどこかでスケーティングが交じっている。ステップというのは、文字どおり、足で踏んでいかないといけない」


<表現力について>
「表現力をつけるには、これはぼくの持論ですが、いいものをたくさん見ないとだめですね。映画、美術、演劇、バレエ、オペラ...なんでもいいんですが、ほんとうにいいものをちゃんと見ないと表現力は養われない」

 これは私も学生時代に音楽の先生によく言われたことである。山田満知子コーチも、フィギュアスケートの教則本で、いい映画やミュージカルに連れて行ってあげて下さいとアドバイスしていた。
 ただ十代の選手は、なんといっても経験値が低いのは仕方ない。スケートの練習だけで大変だと思うし、学校の勉強もしないといけないしね。
とりあえずコリオグラファーは、あらゆる芸術を摂取して、フィギュアスケートの演技に取り入れられるか研究しているだろうな。プロのフィギュアスケーターは、ますます芸術面で蓄積したものを魅せられるでしょう。
 観客も、その人の持つ経験値によって、見方が変わるだろうな。私もフィギュアスケートに遅ればせながらハマっているけれど、スケートだけでなく、クラシック音楽や、バレエやいろいろな舞踊に、興味を持つようになってきた。

 この本は、2000年刊で、まだ旧採点の頃の話ですが、文章のところどころに旧採点への不満が見え隠れする。
「フィギュアスケートはスケーティングの美しさや演技が大事とか言われますが、現在の採点ルールでは、ジャンプを何回転するかで勝負が決まってしまうところが大きいんです。ジャンプが跳べなければ、表現力がいくらすぐれていても上位には入れない」(佐藤信夫)

「最近の選手はみんなジャンプに走りがちで、きれいなスピンを研究する人たちがあまりいない。スピンの質、ステップの質の向上ということはつねに言われ続けているのにもかかわらず、テクニックの向上が顕著に現われるジャンプの練習の比重が大きくなってしまうんです」
「スピンの姿勢の美しさも評価しなさいと(ルールブックに)書いてあることは書いてあるんですが、明確に記されているのは、回転数なんです」
「世界的に、このジャンプが跳べれば勝てるという傾向があるので、そういうことをみなさん見逃しがちなのではないでしょうか」
(五十嵐文男)

指導者や解説者など、スケートの専門家の中からこうした声が高まって新採点方式が作られたんでしょうね。
ジャンプを何回転回ればOKだけでなく、ジャンプの質も重視し、それは基本であるスケーティングにつながるもので、スピンなどもただ回転するだけでなく、複雑な要素が細かく決められた。
 ヨナに有利なルールとかでなく、この頃からジャンプばかりに力を入れるのではなく、スケーティングの基本に帰れみたいな雰囲気が高まった結果の、ルール改変だったんですね。
 この本には、旧採点の要素も載せられていましたが、新採点に比べるとあっさりしたものだった。
実際、旧採点の頃より、スピンやスパイラルなど難しいポジションが組み合わせているのが見られるし、ジャンプもエッジエラーや回転不足を見逃さず、さらに着氷後の流れがあるかどうかもチェックされる。つなぎなども工夫されてきた。昔の選手の演技より、進化したものが見られたのではないでしょうか。しかし五輪後は、逆に男子の4回転ジャンプや女子の3Aをもっと評価してほしいという不満の声も一部から上がった。まだまだ議論は続き、ルールの微調整はあるのかもしれませんね。
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2010年06月08日

パーフェクトプログラム

パーフェクトプログラム
〜日本フィギュアスケート史上最大の挑戦〜
田村明子著 新潮社 2010年3月出版

バンクーバーオリンピックを見終わってできたての本。あとがきの日付は、3月6日になっています。

この本も興味深いことがいろいろ、書かれていましたが、男子選手(とくに高橋選手)が評価されているのは言うまでもありませんが、とくに女子選手の採点に疑問を持つ人が多いので、その点について注目してみました。

著者は、20年以上アメリカに住んでいるので、北米社会では冷戦後の今でも「ロシア憎し」の感情が根強く残っていることを感じるそうです。
ISUの審判インマンが、「ある選手が”われわれのプログラムには、ジャンプに集中しているので、トランジションが入っていない”と発言した。本人たちが認めているならジャッジはどのような採点をすべきかな?興味深いではないか」といったメールを審判員たちに送ったらしいです。インマンは、ライサチェックの振付をしたローリー・ニコルの親友だそうです。
このメールは時期的に微妙だが、メールの内容に大きな問題があると言うわけではないが、このことがマスコミに漏れると、北米では、インマンを非難するより、擁護する方向に向かって、プルシェンコのトランジションに高いスコアを与えるジャッジは、きちんと評価していないのだという空気をつくりあげたのではないかと、田村さんは指摘しています。
そして実際、プルシェンコのSPのトランジションは、欧州選手権の時より、何カ所かつなぎを増やしてきたのに、逆にトランジションの点が下がっていたらしいです。
うーん、スコアは、大会ごとに別の審判が採点するので、前の大会との比較ではないから、微妙に点数が取れなかったのでしょうか。でも工夫したところが評価してもらえないのは、かわいそう。こういう点は、改善してもらいたい点ですね。

しかし北米のコラムニストのロビー活動のことは批判的に書かれていますが、日本のネットで騒がれている女子選手の採点、不正、疑惑のことなど1行も、書かれていませんでした。大国アメリカの恥部ともいえる体質のことも指摘できる田村さんなので、何かの圧力で、女子選手のことは書けないというわけではないでしょう。
それどころか、キム・ヨナのことをメンタルが強く、男子みたいにスピードと飛距離のあるジャンプを跳び、ミスなく滑り、これまでの貯金(GPシリーズでの安定した演技)もあるので、ジャッジが惜しみなく点数を出すだろうと書かれています。

”男子の4回転ジャンプと違い、女子にとっての3アクセルは、「トップ選手なら必要」という時代は今まで1度もなかった”
オリンピックで浅田真央が3アクセルを成功させたのと、キム・ヨナが3ルッツ+3トゥループを成功させたのは、両方とも1992年アルベールビル五輪以来だそうです。

テクニカルパネルのスペシャリストは、高い知識と倫理を持った人でしかなることができず、厳しい関門をくぐりぬけた人しかなれないのに、インターネットで根拠もなく「あの選手の点はおかしい」などと批判されることについて同情しています。

キム・ヨナの例の妨害発言についても、「あの子がそんなことを言うわけがない。マスコミのやらせでしょう」と日本のスケート関係者が言っていたこと、韓国語のわかる人に映像をチェックしてもらってキム本人は、日本人だとは一言も口にしていないことが確認できたと書いています。

最後に女子選手の戦いをまとめて田村さんの言葉は、
”2人(真央とヨナ)はお互いがいたからこそ、ここまでプッシュし合って成長してきたと常々インタビューで口にしてきた。選手同士がお互いを認め合い、尊敬しあっているのだから、ファンもそうありたいものだ。フィギュアスケートという世界一美しいスポーツにおいてすら、いがみ合う理由を探そうとする一部の人々がいるのは、残念なことだと思う。”

まったくその通りだと思います。
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2010年05月23日

フィギュアスケートを100倍楽しく見る方法

フィギュアスケートを100倍楽しく見る方法
荒川静香著
講談社 2009年11月初刷

 旧採点から新採点へ荒川選手の世代が、苦労をしたのがよくわかります。その中で荒川さんは、新採点方式を攻略した勝者だったのですね。キム選手とオーサーコーチについて点取り虫と皮肉る人もいますが、スポーツって、どんなスポーツもそうだと思いますが、結局、頭を使いますよね。運動神経だけじゃダメで、いかに効率よく練習するかとか、勝つための作戦を立てるかだとあらためて思いました。それからスケートの場合は、点を取ることのみ集中して魅力がないという見方も一部あるかもしれませんが、美しさはPCSに表れるので、そういう批判は当たらないのではないでしょうか

 去年の世界選手権のキム選手の高得点が不正だ、八百長だと騒いだり、ISUに抗議メールを送ったりする人が多いそうですが、そういう風潮を、荒川さんはやんわりと戒めているんじゃないかなと私は感じました。悔しい気持は、わかるけれど、フィギュアスケートは人と争うスポーツでなく、感性にかかわる部分を重箱の隅をつつくように見ても仕方ないってことですね。

[2012.3.29]
引用が長かったので、自分の感想↑だけ残して、引用部分を削除しました。
バンクーバー五輪の前に出版された本ですが、新採点のルールで疑問になるところをわかりやすく解説されていました。また高得点を得た選手の、優れた点も書かれていて、納得しました。
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2010年05月17日

女子フィギュアスケート

女子フィギュアスケート〜 氷上に描く物語〜 八木沼純子著
(角川oneテーマ21) 角川書店2006年1月発行

八木沼さんは、どの選手にも温かみのある解説をするので好感が持てる。
ちょっと物足りないっていう人もいるかもしれないが。
お顔立ちがキレイですよね。歴代日本女子フィギュアの中でも1番かな。

この本は、新採点や他の選手のことも触れられているが、あまり知られていない八木沼さん自身のスケート人生を語った自叙伝的なもの。

本書を読んで新たにわかったこと。

プログラムコンポーネンツスコア
1スケーティング・スキル
 スケート技術全体の質
2トランジション/つなぎのフットワークと動作
 フットワーク、ポジション、動作などの多様さ、複雑さ、難しさ、質
3パフォーマンス/エグセキューション(演技/実行)
 演技と動作の質。肉体的、情緒的および理知的な関わり方や身のこなし、スタイル、個性、人格など
4コリオグラファー/コンポジション(振り付け/構成)
 振り付けのアイデアやコンセプト、パターン、氷上の利用範囲、独創性など
5音楽のインタープリテーション(音楽の表現)
 タイミング、音楽のスタイル・特徴・リズムの表現など

・・・今まで、プログラムコンポーネンツの5要素が見出ししか知らなかったので、曲の解釈があってこそ振り付けにつながるのに、どうして項目を分けているのかなあと疑問に思っていたが、ここに詳しく書いてあって、少し違いがわかったような気がします。

★伊藤みどりさんのトリプルアクセル・・・長い時間にゆっくりと回る。弓なりに飛ぶ、流れるようなジャンプ
 安藤選手の四回転ジャンプ・・・短い時間に素早く回転する。真上に飛ぶジャンプ

★「フィギュアスケートのジャンプは、・・・身体の中心を軸に、まるで雑巾を絞るように両腕を胸の前で交差し、軸足にもう片方の足をからめ、全身をコンパクトにまとめて回る」

 けっこう女子選手の肩幅広いのは、身体をコマみたいに縮める所に筋肉、使っているんですね

★「安藤の場合、身体の内側と外側、下半身と上半身の筋肉が非常にバランスよく発達している。そのため、ジャンプの際、回転軸がぶれずに速い回転で回ることができる。」

★八木沼さんの現役時代は、「スケートは競技であって遊びではない」という感覚だったらしいが、安藤選手や浅田選手が習った門奈コーチのもとでは、同じリンクで遊び感覚で競争しあいながら、スケート技術を磨いていったそうです。このことは、「氷上の光と影」という本にも書かれていました。ふと思った疑問が、この遊び感覚が、もしかしてエッジの踏みわけに苦しんでいたりとか、ジャンプの流れが伸びないことなど関係ある? 違ってましたらすみません

★荒川静香さんの「トゥーランドット」世界選手権で金メダルを取った時も、振付はモロゾフだったんですね。

★「新採点方式は、トリプル・アクセル、四回転ジャンプなど、成功率の低い大技をもっている選手よりは、アクセルを除く五種類のトリプル・ジャンプを組み合わせたコンビネーションを入れノーミスでとぶバランスのとれた選手に有利と考えられる」
 トリノ以前からすでに指摘されていたのですね。バンクーバーの採点もなるべくしてなったわけなんだろうけど。

★「三回転以上のジャンプをすると、着氷する片足に自分の体重の約三倍の負荷が掛るといわれている」
「一番負担が掛るのは足首だが、膝、腰も故障しやすい所だ」
 レイバックスピンや、ビールマンスピンも「足腰や股関節にやはり相当大きな負担が掛る」

★村主選手は、臀部を強打し、内出血して坐骨に血が溜まる大怪我をしたことがあるそうです。八木沼さんもやはり同じ経験があり、坐骨に血が溜まると両足が思うように動かせなくなるそうです。
ジャンプで転倒して、すぐ演技に復帰できなかった場面で思いだすのは、2008世界選手権のFS浅田選手と、2010世界選手権のFSキム・ヨナ選手。
転倒してすぐ立ち上がって滑ることができる時と、かなり痛い時があるんだなあ。そりゃ選手だって生身の人間なんだからこけると痛いよね。


★「国際競技大会では、競技の最終日に”クロージング・バンケット”と呼ばれるレセプションが開かれる。参加選手やコーチ、ジャッジなど一堂に会する、いわゆる打ち上げパーティーだ」
 ヨナ選手のモンタージュで、いろいろな選手と、パーティー服で記念写真を撮っているのを見たが、こういう場があるんですね。
八木沼さんは、14才ではじめて参加した時に予備知識がなくて、服装ではずかしい思いをしたことがあったそうです。今の子は、情報通で、欧米並みのドレスコードを守って、臆することがないと書いてありました。
ヨーロッパのジャッジの人は、お金持ちの人が多いって、田村明子さんの本にも書いてましたが、フィギュアスケートの華やかな世界ですね。

★4回転サルコウの基礎点は、9.5
 3回転サルコウ  〃   4.5
 4回転を飛ぼとうとして、回転が足りず、ジャッジが3回転と見なした時は、4.5点になる。
転倒した時は、回転が足りずに、不自然な姿勢で着氷する確率が高いので、減点は、ジャンプの質によって1〜3点、転倒すれば、最低3点の減点となる。つまり0.5点になる。
競技会で確実に決められる自信のある選手しか飛べないということですね。





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2010年04月23日

氷上の光と影

氷上の光と影〜知られざるフィギュアスケート〜
田村明子著
新潮社2007年2月

この本は、フィギュアスケートファンにとって、大変興味深い本でした。
著者は、1993年からフィギュアスケートの取材にかかわってきた人なので、トリノ以降の空前のフィギュアスケートブームで、掲示板やブログに、個人が好き勝手に述べている文章より、ずっと信頼できると思う。
もちろん素人の人でもフィギュアスケートを昔から好きな人とか、フィギュアスケート経験者の人の意見など、大変勉強になるものも多いです。
ネットの話で、大勢の人が言ってるから正しいという情報と、大勢の人が言っていても正しくない情報がある。
情報が氾濫する中で何が正しいのか、自分で判断する力を、読書で養うとか、教育現場では言われています。

脱線しましたが、この本で興味深いことは、
あのリレハンメルの、トーニャ・ハーディングの元夫が、ナンシー・ケリガンを襲撃した事件は、日本でもワイドショーをにぎわせていたので、私も知っていたが、実は悲劇のヒロインだったナンシー・ケリガンも五輪後に、母国でのイメージダウンになるようなことがあったということがちょっとした驚きでした。
表彰式の開始が、バイウルが化粧で遅れていると伝えると(実際は、ウクライナの国歌のテープを探すのに手間取っていた)、ケリガンが「いい加減にしてよ。どうせ出てきてまた泣くんだから」ときつい調子で言ったのが、CBSで放映されたそうです。
その他、ケリガンを長年コーチしてきた人が、「ナンシーは正直な人だ。機嫌がいいときはすぐわかるし、機嫌が悪いときもすぐにわかる」と言っていたそうです。他にもケリガンの人格の?マークがつく例を2点ほど挙げられていた。今の日本、ネット限定だが、キム・ヨナ選手の性格まで悪く言われたりしているが、それらと違って、ちゃんとテレビの画面や、マイクや、著名なインタビュアーの前での発言が捉えられていたのだから、私もそうだったんだあと納得してしまいます。
次にソルトレークの時。2002年は、私は、何をしていたんでしょうね。オリンピックは、まるで見ていなかったようです。
アイスダンスの金は、ロシアとカナダの選手、2組です。
よく言われるのは、審判の不正があったということです。
しかし著者の田村さんは、これにも裏話があったと指摘しています。
後から金に繰り上げされたカナダの方が、かなり強引な世論操作があったような書き方をしています。
ナンシー・ケリガンも、もしオクサナ・バイウルのように、スマートで大人の対応ができる人であれば、ハーディングの恨みを買うことはなかったみたいな書き方があります。
うーん、おもしろいなと思います。なんでもうわべだけの情報で判断してはいけないということですね。もちろん、この騒動も私は、自分の目で見ていないから、参考程度に知っておくことにしておきます。
とにかくトリノ以降にフィギュアスケートファンになった人(私も含む)にとって、フィギュアスケートの歴史がよくわかる本です。

[2012.3.29]
本の中身を読めばいいことを長々と引用していましたので、削除訂正しました。
文庫本も2011.1に出版されました。
posted by ホープ at 23:49| BOOK | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

フィギュアスケートレッスン

美しく舞うためのフィギュアスケートレッスン
山田満知子監修
2007年1月MCプレス

初心者向けの基本のレッスンが写真入りで、解説されている本。
当然、ISU主催の試合に出るような選手は、マスターしているってことでしょう。
もう少し若ければ、スケートやってみたいなあって思うけど、子どもに習わせるのにもお金かかりそうだし、無理だなあ。
まず普通に滑るだけでも難しいもんね。

SKATING
両足フォア・スケーティング
両足バック・スケーティング
ひょうたん型フォア・スケーティング
ひょうたん型バック・スケーティング
スネーク型フォア・スケーティング
スネーク型バック・スケーティング
...(よくウォーミングアップで、リンクに出て行って最初にする動きが、真央選手がひょうたん型で、ヨナ選手がスネーク型じゃないのかな。その形をもっと進化させたようなものでは?)
フォア・ストローク
バック・ストローク
フォア・スカリング
バック・スカリング
フォア・チェンジ・エッジ
フォア・クロスオーバー
バック・クロスオーバー

TURN
両足フォア・スリーターン
左足フォア・アウトサイド・ターン
右足フォア・アウトサイド・ターン
両足バック・スリーターン
右足バック・アウトサイド・スリーターン
左足バック・インサイド・スリーターン
右足フォア・インサイド・モホークターン

SPIN
両足スタンドスピン
片足スタンドスピン
クロス・フット・スピン
バック・スクラッチ・スピン
シット・スピン
...(前に伸ばした右足のヒザとつま先は、内側ではなく外側に向けると回転姿勢がきれいに見えます。お尻を落としすぎないようにヒザの上に重心をのせましょう。足首の柔軟性が必要なスピン)
キャメル・スピン
...(横から見て、体の形がきれいなTになるように。スピン中に顔を上げておくこともポイントです)
レイバック・スピン

JUMP
バニー・ホップ
スリー・ジャンプ
サルコウ
トゥループ
ループ
フリップ
ルッツ
アクセル

表現力について
演技の途中から観客が沸いて演技が終わる前にスタンディング・オベーションが始まるのに対し、みんなが静かになって見惚れていまい、終わった後にひと呼吸おいて歓声が上がるというように、それぞれ違うものです。
posted by ホープ at 23:40| BOOK | 更新情報をチェックする