2013年03月28日

スケーティングの秘密

ガーシュインのピアノ協奏曲は最高のプログラムだったと思うけど、音楽と振付がやや前衛的だったのに比べて、「レ・ミゼラブル」は予想どおり、音楽が感動を盛り上げ、素材の美しさが光ったプログラムでした。そして22歳になったヨナ選手が、スケート以外にもいろいろな経験を積んできて、この壮大な人間愛のドラマを演じるのに成長が見られました。



どうしてキム・ヨナの演技は美しく見えるのか、ひきつけられるのか、素人ですが、自分なりに分析してみました。
@加速する。
 バッククロスに入る前(0:56)とか、ルッツの助走とか。ヨナのブレードには、アクセルペダルがついてるんじゃないかと思うくらいたまにぎゅーんとスピードが出る。

A氷への摩擦が少ない。
 キレ味するどいターンと、氷から浮いているみたいに見えるターンがあります。
ステップの時に見られるループがすごく勢いがあってきれいだなと思います。
このプログラムでは、音楽が”Who am I〜 24601♪”に合わせて、ダイナミックでスピーディーなエッジワークで洪水のように流れ込む感じを出しているところです。(2:14あたり)フィギュアスケートは流れの中で演じるものだけど、ヨナは時折、激流を見せるところがすごいです。
lemise4.gif

Bトゥの使い方がうまい。
 ステップシークエンスの続きです。音楽が”on my own”に入った時、動の動きAから一転して静になり、会場内もしーんと演技を見守っているのが伝わってきました。ここはウィルソンとヨナならではの繊細な美しさが作られていました。
トゥ立ちして音を引き寄せるような動き(2:37)。
lemise2.gif
他のプログラムでも流れの中で一瞬、トゥで静止して、ふわっと柔らかく見せているのがありました。

C音楽を奏でる
 音楽を表現するというのは、フレーズまるごととか、ピンポイントに音に合わせるとか、あると思いますが、エッジワークで音楽を弾きこなしているような印象を感じる時があります。 ステップシークエンスの最後(2:41〜2:44)とか、コレオシークエンスに入る前のステップ(3:43〜3:59)とか。
lemise3.gif

D方向転換が一瞬にしてスムーズ
 ルッツを跳んだ後、ターンを入れて最後に弦のハーモニクスみたいな音?に合わせて足の向きが変わるところ(3:01) 良い意味で予想外の動きを感じます。
lemise5.gif

以前のプログラムでは、ガーシュインのステップに入る前に注目。


Eひと蹴りが伸びる
 全編を通じてそうなのですが、3:07あたりの、腕を後ろから前に持ってきて背中が山なりになるところが音楽と同調していたし、歩幅が大きいのでできる動きでは、と思いました。

F流れの中でジャンプを跳ぶ
 これは解説でもよく言われていて、一番見た目にわかりやすいかもしれません。
ラベル:キム・ヨナ
posted by ホープ at 16:33| Comment(0) | gif | 更新情報をチェックする
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