2011年03月20日

ヨナちゃんの本

私は韓国語はさっぱりわからないのですが、キム・ヨナ選手の書いた本「7分のドラマ」やインタビューで語った言葉をファンの方が少しずつ訳して下さっています。↓
http://yu-napicvid.jugem.jp/?cid=10

その中から一部を紹介させていただきます。
深い言葉。たとえば、水が沸騰することにたとえて、99度までがんばっても、筋肉が炸裂しそうな瞬間や、息がきれそうな瞬間に、もういいだろうとやめてしまうと、ゼロになってしまうのと同じ、最後の1度を上げるための努力が重要という文章がある。
うーん、やはりトップアスリートの言葉は違う。私なんか50度くらいがんばっては休んで、みたいな生き方だから、何も成さないんだろうな^^;

はじめて国際大会に出た時の感想
「テレビではなく、すぐ私の目の前で、派手な技術を披露する選手たちと、歓呼する観衆たちを見ると、"ああ、すばらしい!"という考えが自然に生まれた。
そして胸の片隅で何かが、うごめき始めた。
 "私もこういう舞台に立ってみたい。"
 胸がドクンドクンと高鳴った。」

文章がうまいし、12歳の時の感動が伝わってくる。私が国語の先生なら、花丸をあげちゃう。

「マオはもう一人の私。人々は私たちにライバルという名前をつけたが、私たちはフィギュアスケーターという同じ道を進む人間である」
「良い演技ができたときと不本意な演技に終わったときの気持ちがどんなものか誰よりも私がわかっている
」(NHK番組訳)
もしかして韓国にもあるだろう浅田選手への反感を和らげるために書いたのかな。
2008GPF韓国で初の国際大会。観客のヨナへの歓声は凄まじかった。2009年にミニHPに、練習中に自分への声援がうるさいと他選手の邪魔になるから静かにしてほしいと書いてファンにお願いしたこともある。

ヨナさんは偽善的ではない。インタビューや記者会見では賢く上手に答えていますが、トーク番組や自分の書いた本、ブログなどで、本音の部分を周囲へ気遣いしながら上手に表現できる人だと思う。
「時々突然腹を立てた後、開き直ることもある。そうした点がやや短所に思えるが、すぐに直るから長所でもある(笑)。」
インタビューでちょっと意地悪な質問にも笑顔でちゃんと答えているし、そんな風に見えないが、
自分で思う短所も正直に書いていて人間的な魅力にひきつけられます。そういう所をアンチや悪意をもったメディアに上げ足をとられる場合もある。
純粋さゆえにしばし傷つけられやすいように思う。

「私は自分の性格が好き」
いいですねー。一般人だとちょっとうぬぼれが強いように思われて敬遠されるかもしれませんが、表現者やアスリートは、自己肯定が徹底していると思います。


ヨナちゃんはユニークなところもあるかもしれない。
CMの撮影どりで、疲れたりするからか、変顔の連発をしていた。さすが表情の訓練が活かされている?
ファンの集いで司会者から「かわいいですね、とよく言われるでしょ」と聞かれると、「普通だと思います」と言ったりしておもしろい子だなと思います。(動画で見ました)

ナンシー・ケリガンみたいに、表彰式で「いい加減にしてよ。どうせ出てきてまた泣くんだから」とかパレードで「バカバカしい」と発言したのがテレビカメラやマイクに捉えられるような決定的な出来事があれば、私も「この選手の演技は素晴らしいけど、ちょっと性格的には好きになれないわ」って思うかもしれない。
しかしアンチがどんなにヨナの性格が悪いとか枚挙にいとまがないほど出してきても、ヨナの書いた本や、ソース付きで紹介されているインタビューなどの聡明で純粋な言葉を知れば、低俗なことを言ったりしたりするわけがない。

田村明子さんは、フィギュアスケートの演技には人間性が表れると書いていた。
他のスポーツとは一線を画しています。歌手や役者、ダンサーに近いのかもしれない。

ヨナ本の日本語版はどうして出版されないのだろう。これだけ日本で注目されている選手なのに。ライバル国には知られたくない創作の秘密なんか書かれているのかな。それに何かにつけて悪意にとるアンチがいますしね。
いつかヨナが引退してからでもいいので、日本語訳を許可して出してほしい。

そして、いつの日かヨナが引退して、真央ヨナのライバル競争も終わったら、日本のアイスショーに呼んでほしいな。ヨナちゃんの演技もやっぱりいいねーという日本人がもっと増えるといいな。
posted by ホープ at 18:08| BOOK | 更新情報をチェックする