2013年10月28日

スケートカナダ SPつづきとフリー

プロトコルはコチラ

ユリア・リプニツカヤ「シンドラーのリスト」
 6分間練習の時、赤い衣装を見てシックでおしゃれな感じだなと思っただけなのに、演技がはじまって2,3歩あるいて立ち止った表情を見て、19年前に見た映画に出てくる、ゲットーで逃げ惑っていた赤い服の少女のことを一気に思い出しました。
振付師は、イリヤ・アベルブフ(元アイスダンスメダリスト)
すごくイイ作品をつくったなと思います。ショートの時もそうでしたが、最初と最後の一部分が演劇的というか、ロシアのプログラムでこういうのがたまに見られるような感じでしょうか。競技用のプログラムでもこれで作品の理解が深まってひきこまれるというか、ショートの曲は知らない音楽でも想像力がふくらむという感じです。
リプニツカヤ選手も、まだ15才で、最初にむずかしい3−3など入っているのに、よく表情や手の動きなど細やかなところに神経を使って表現できたのが大したものです。
そして「じぇじぇじぇー」の柔軟性。足を横にあげてから後ろに回すスパイラルを見せつけるように、ジャッジ席の前を通過していきました。一体、どんな股関節をしているのでしょうか。
最後のスパイラルでも、体をひねって、それからさらに両手を後ろ手に組んでぐぐっと決めてました。
やはり新体操でもそうですがロシア人の柔軟性にはかなわない。ただ「とくに股関節が軟らかい選手は、ジャンプの軸が不安定」(by濱田美栄コーチ)らしいです。

鈴木明子
 「愛の讃歌」振付はマッシモ・スカリ。去年のEX「シェルブールの雨傘」を作った人ですね。
このプログラムは、鈴木選手のスケート人生を表現しているそうです。最後のステップシークエンスが、大物歌手が朗々と歌い上げるような深みを感じました。笑顔が、ここにきて笑顔、すぐ真顔とか無理に作る感じじゃなくて、自然と喜びが湧きあがってくるような表情で良かった。
「オペラ座の怪人」は衣装がすごく素敵。表現力のセンスがある人って衣装のセンスもいいのかもしれません。

ケイトリン・オズモンド「スイート・チャリティー」
 音のとらえ方が抜群で、惹きつけられますね。フリーは、太ももを痛めて棄権。オリンピックにはイイ演技を見せてくれますように。

グレイシー・ゴールド「眠れる森の美女」
 外見のイメージは合ってると思うのですが、きびきび、はつらつとした感じのオーロラ姫でした。

男子はウィルソンプロだけ言及すると
パトリック・チャン「四季」
 ウィルソンに自由にまかせたら、パトリックの技術と相まってもっとすごいプログラムができたんじゃないかと思うのだけど。でもチャン選手ならどんなプログラムでも高得点(PCS)は保証されてますからね。

羽生結弦「ロミオとジュリエット」
 ウィルソンファンの私ですが、これは阿部奈々美さんの「ロミジュリ」の方が好きだ。
映画の中で吟遊詩人が歌うところが好きだったので、最初からどうかなと思ってました。
悔しさ全開の表情の羽生くんでしたが、もう少し肩の力を抜いてみたらどうでしょう。

織田信成「コットンクラブ」
 このプログラムは好きだな。最初のバッククロスのあと、流れの中でポーズをとるところとか、最後のキャメルスピンに入るところも、両腕を動かしながら進むとか、ほんの一例ですけど、かっこいい、あるいはユーモラスな動きが流れにつながっているところがいいです。織田君も洗練されて見えるのがウィルソンの魔法かな。 

人気選手の演技をもう一度っていうのは不要なので、私は録画を同時録画(CMなどを一時停止にする)してます。それでたまに失敗する。アボット選手のSP、そういえば前も「彼を帰して」が録画できなかった。
それからゴールド選手の演技の時に、速報「神戸市長○○氏当選」が警告音つきで2回流れたが、やめてほしい。
フィギュアスケート見ている人で、神戸市長選に興味がある人がどれくらいいるのか。演技が終わってから知らせるか、せめて警告音なしで字幕だけにしてほしい。
ラベル:Competition
posted by ホープ at 14:17| Comment(0) | competition | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

スケートカナダ SP

ユリア・リプニツカヤ「愛はまごころ」
 印象に残る演技だった。一人の少女が踊ったりする短編映画を見ているみたいな感じでした。少女がお絵かきしていると雷が鳴って、驚いて上を見ながらバックしていくところから始まります。最後も氷にハートを描いて、氷の粉を集めてふわっと放り上げるようにして、また体を抱きしめるようにして終わります。リリカルな演技でした。
去年よりスケーティングが伸びるようになったので見られる演技になった。
キャンドルスピンはビールマンポジションだけど、最後のI字スピンの方が回転数が多いので誰もが「すごい」と思わざるをえない。観客も口笛を鳴らすほどだった。電動鉛筆削りスピン。
ドーナツスピンも上を向いていく形に変化していくのでキレイ。
音楽もはじめて聴くけど、きれいな曲でした。衣装もかわいい。
キスクラ席に座るコーチも、襟元と袖口に豪華なファーがついたデニムのパンタロンスーツを着ておしゃれでした。
このコーチは、キム・ヨナのことを「とても美しく愛らしい、いってみれば、姿勢にたいするセンスがあります」ってほめていたので、やっぱり教え子への指導も感性が共通するものがあるわ。
グレイシー・ゴールドは、クラシカルな女優みたいにきれいだけど、リプニツカヤちゃんは、その柔軟性や顔立ちは、猫みたいでかわいい。

トゥトペリドゼコーチのユナ・キムについて語っている文。ロシア語わからないので、英文に自動翻訳したもの。
Well ... to some extent so. Yuna Kim I like so many qualities. Meanwhile, as she jumps from the first jump of the cascade on the blue line and ending at the side. She has beautiful transitions - binding steps. She is very beautiful, with a lovely, I would say, a sense of posture. Knows exactly how to do this or that gesture, how to look. For me, it certainly is now the number one. No other athlete, in my opinion, is the same league as a wide range of qualities.






ラベル:Competition
posted by ホープ at 00:54| Comment(0) | competition | 更新情報をチェックする

2013年10月23日

スケートアメリカ 女子

ワグナー選手
 アシュリーも力強い動きとしなやかな動きの両方魅せられる選手だと思う。表現面で白人の選手の中では好きな方です。ただもう少しなめらかに伸びやかに滑れるといいけど。(フリーでまた1か所ひっかかってましたね)
「ロミオとジュリエット」劇的で甘美な音楽。曲のつなぎ方が巧い。選手の演技、間に,合わせるように作られているので違和感を感じない。
フェルナンデス選手によると「ニコライ(モロゾフ)は、動きが強いしストレートに動くイメージ。ディヴィッド(ウィルソン)は、スケーティング自体のスピードを出しながらその中で柔らかく自然に上半身を乗せていくというイメージです」(フィギュアスケートplus 2011-2012 男子シングル読本)
ステップシークエンスでもスピードに変化があって(顔の横に手をもっていく前のところ)おもしろい。それからただ滑ってるときも重心の移動を見せるところや、最後のコレオも素敵な動きの連続です。キャメルスピンで、強い音とも形を変化させるところもインパクトがある。それから最後のポーズの持っていき方。できたら首じゃなくて頬に両手をあてるジャパンオープンの時の方がいいな(細かいけど)

ゲデヴァニシヴィリ選手
 「ジゼル」だけど、衣装も音楽構成もストーリーもまるでジゼルじゃなかった。オーサーコーチの元を去ったのね。

浅田選手
 緩急をつけたり、柔らかい動きを見せたり、素敵な演技でした。
やはりトップの選手が努力すれば変われるんだというところを見せてくれると、下々の者もがんばろうという気になりますよね。
SPの衣装はイイと思う。襦袢も薄いし、あまりありそうでないデザインで、ラベンダー色が似合いますね。
フリーの衣装は、タラソワから送られてくるらしいけど、いつもウーンという感じ。
でもオリンピックはソチ(ロシア)だ。ロシア人には好感をもたれるのかもしれません。
浅田選手はインタビューの時、質問と同じことをくりかえして答えになっていなかったり、以前言ってたことと違うことを言ったりするところは、あまり誠実さ(死語か)を感じない。
ラベル:Competition
posted by ホープ at 12:49| Comment(0) | competition | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

スケートアメリカ 男子

町田選手、優勝おめでとうございます!
「エデンの東」はレイチェル・フラット選手の時も誉められていたと思いますが、メロディ、リズム、テンポがずっと同じで、ステップのところで急に動きが激しくなるプログラムです。
発言がすごい。「僕にとって4回転はもう特別なジャンプじゃなくなった」(確かにルッツより4回転の方が得意そうだ)
「町田樹史上最高傑作」「オリンピックに行かせてもらいます」
「芸術作品を作り上げる」(自分で言った人は、はじめてかも)
でも好感が持てました。彼は今まで国際的にも知られていないので、どんどんアピールしていったらいいでしょう。

高橋選手
 ヨナもそうだけど、柔らかい動きとシャープな動きが両方できるところが好きです。最後のコレオもダンサーが踊ってるみたい。しかし表現力がよくても、この競技はジャンプを積み重ねてなんぼ、、、だからね。 

小塚選手
 JOの時披露したフリーの衣装がネットでは評判が悪かったので、今回の衣装は好感を持たれそうです。
赤黒ジャージをおしゃれにした感じの衣装。どこかティボルトみたいにも見えた。アイドルのコンサートの衣装なら、かっこいいけど、今回の曲には似合わなかったのかもね。
好みじゃない衣装なら他にもある。織田選手のフリル(似合わない)、町田選手のSP衣装(なんかおばさんみたい)まだ衣装にお金をかけられないのは、わかるけど。

アダム・リッポン選手
 「牧神の午後の前奏曲」やっぱりヴィジュアル的に似合う。振付も男子ならでは。
4回転ルッツに挑戦。
ラベル:Competition
posted by ホープ at 11:29| Comment(0) | competition | 更新情報をチェックする

2013年10月06日

カーニバルオンアイス 2013

織田選手は、新聞で「ネーデルホルン杯 ケガをのりこえて涙のV」という記事を読んで、良かったねーと思いました。調子の良さを感じさせる演技「ラストサムライ」でした。
町田選手の「エデンの東」も良かったです。番組で映画「エデンの東」と紹介されてましたが、この曲は、ジェームス・ディーンの「エデンの東」じゃないですよね。TVドラマの音楽じゃないのかな。
高橋選手、小塚選手も、それぞれらしさが光るかっこいいプログラムでした。「ヴァイオリンのためのソナチネ」「Unsquare Dance」
佳菜子選手は、有香さんの振付の曲「King of Anything」「音に合わせるのがむずかしかった」らしいですが、ちゃんと合ってたと思う。十代の女の子らしいはつらつとした演技。
浅田選手の「ノクターン」は、シニア1年目のプログラムのリメイクですが、円熟味のある演技でした。
ちなみにヨナの「あげひばり」は、見たくない。16歳の華奢な少女のバレリーナ体型だから表現できた作品だったと思う。
荒川さん「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲。私の好きな曲で、もう女神のような演技ですね。
ワグナー選手「Sweet dreams」 セクシーでかっこいいナンバー。白人の選手はこういうの似合いますね。
フェルナンデス選手「エアロビッククラス」世界選手権のEXでも場内を沸かせていたが、おもしろいアイデアがいっぱい詰まった楽しいプログラムです。
posted by ホープ at 23:44| Comment(0) | ice show | 更新情報をチェックする

Japan Open 2013

いよいよシーズン開幕です。
ヨナ選手のケガでGPシリーズ欠場は、世界中のファンをがっくりさせました。私もファイナルに行く楽しみが80%減くらいの気持ちになったけど、気を取り直して他の選手の演技を楽しみたいと思います。

小塚選手「ロンド・カプリチオーソ」
 ケガがあったらしいが、お尻もがっちりしてたくましくなった印象。ジャンプをきれいに飛んで良かったと思う。

高橋選手「ビートルズメドレー」
 ビートルズやるならストーンズの方が大ちゃんのカッコよさを引き出せたよ。
「ロングアンドワイディングロード」は、ビートルズらしくなくてあまり好きじゃない曲だった。
が、ビートルズは美しいメロディの宝庫なので、こういうアレンジのプログラムもいいと思う。

アボット選手「エクソジェネシス交響曲」
 美しいスケーティング。美しい音楽。しかし音楽がBGMになっている。
有香さんの振付って、今井遥ちゃんを見たときもちょっと思ったけど、音が動いていない時に、なぜこの手の振り、ステップ?って思ってしまうことがある。→ ま、他の選手、振付師の演技でも合わないことって少しありますよね。音楽との同調性ということは研究中です。

村上選手「愛のイエントル」
 この映画はバーブラ・ストライサンドの楽曲がたくさん入っているのですが、佳菜ちゃんのプログラムは、キムヨナのジュニア世界選手権で優勝した時の”Papa Can you hear me”と同じ。映画の中でイイ曲はこの曲だけともいえる。ちょうど曲の高まったところでスパイラルしていくヨナがこれからシニアの世界に飛びだっていくんだなと思えました。オリンピックの代表戦を戦っていくには、少しおとなしい印象がしたのですが、きれいな曲なのでがんばってほしいと思います。

浅田選手「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」
 「白鳥の湖」のバレエをシーズン後に見て、バレエの振付がところどころ入っているんだなとわかりましたが、私的にはもう少し柔らかさがあってもいいかなと思っていたので、今季のプログラムは力強く、PASSIONを感じて、真央ちゃんの集大成にふさわしい作品だと思います。
「白鳥の湖」黒鳥が王子を誘惑して、王子がひざまづいて手に口づけして黒鳥(オディール)が勝ち誇ったように体を後ろにそらせるポーズで終わるのですね。真央ちゃんのは、陸上か体操の選手のフィニッシュのようにアスリート的で、タラソワさんは最後の方を盛り上げるのがうまいなあと思いました。

ワグナー選手「ロミオとジュリエット」
 一番気に入ったのはコレ。ウィルソンマジック炸裂。曲のもつ甘美で優雅な旋律と不安を感じさせる悲劇的な旋律を織りまぜ、要所要所にハッとひきつけるような振付がほどこされ、ロマンティックかつドラマティックでした。衣装も素敵でした。
ラベル:Competition
posted by ホープ at 12:00| Comment(0) | competition | 更新情報をチェックする