2013年05月18日

同じような演技?

バッククロスについて。
ヨナのバッククロスは、両手をぴしっと広げてきれいだし、フェンスぎりぎりのところを駆け抜けていくのは上手だからわざと見せていると思う。スピード感のある音楽に似合うし。
前向きにオイッチニ、オイッチニとコーナーを回っていく方がいいとでもいうんだろうか。
バッククロスはスケート初心者にとって憧れの技ではないでしょうか。トリノオリンピックを見ていた頃、むずかしいターンを知らなくても、プルシェンコや荒川さんのクロスしているフォームが印象に残ってます。

ジャンプ構成について。
TVで佐野稔さんがキムヨナは2A3Tを3S2Tに難易度を落としている(マイナス1.79)とか話していたけど、そこかよ、強調するところは、と思った。
冒頭の3LZ3T。ブランク明けでもクリーンに跳んできました。そして続く3F。ここはすぐリカバリができるように、不動のコースです。
そしてイナバウアーやイーグルからの2A。これも出来る人が希少だし、音楽の流れに合うのでウィルソンは入れ続けるでしょう。
浅田選手なら冒頭にトリプルアクセル、そしてループを合計6回跳びます。ツイズルが多い。コストナー選手は、ジャンプの着氷後やバックスパイラルで、滑りの伸びを強調するかのように、片手を前に伸ばすしぐさがよく見られます。
競技ではその選手の得意な技で構成されたり、振付師がよく使うしぐさが見られたりしますが、制限された枠の中で、その曲の世界観を表した振付や音楽にあった表現を見るべきです。(当たり前のことなんだが^^;)
またその選手の十八番みたいな技(ヨナの仰向けになるスピンとか、リプニツカヤのキャンドルスピンなど)を持っていると見るのが楽しみです。

同じような演技という人は、2年続けて同じプログラムを見るのはどうなんだろう。
コストナーの「ボレロ」は1回しか見てないし、ミスがあったから、ぜひ来季も見てみたいです。レオノワの「弦楽のためのアダージョ」やパトリック・チャンの「エレジー」は、「えっまたやるの」って思ってしまった。
シーズン序盤は、滑りこんだプログラムで有利だろうと思うが、実力者なら、新しい曲に挑戦して、いろいろな表現を見せてほしい。
それからショートとエキシビションで同じステップの振付というのは応用がきいていいと思うけど、エキシビションが毎回、同じプログラムより、とくに日本人選手は見る機会が多い(6回くらい)ので、違うものも見たい。

ヨナも振付師を変えればまた違う魅力が見られるかもしれない。
しかしヨナとウィルソンは、松田聖子と詞を書いた松本隆みたいな(俗っぽいたとえしか思いつかなくてスミマセン)最高のコンビだと私は思う。
ラベル:キム・ヨナ
posted by ホープ at 18:00| Comment(2) | essay | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

来季の選曲

来季は、いよいよオリンピックシーズンです。そして来季限りで引退を表明している選手もいるし、集大成として、勝負曲としてどんなプログラムを持ってくるのか、とても重要です。

ドビュッシー「夢想」
http://www.youtube.com/watch?v=i1FdwH-8zMk
キム・ヨナのショートプログラムは、死神→ボンドガール→狂乱したジゼル→吸血鬼に襲われるヒロインと、インパクトの強い音楽とキャラクターを演じてきたので(もちろん私は全部好きだし、見事に演じ分けていると思う)、次は柔らかい感じのキレイな曲をやってほしい。
前に「モンダージュは邪道」と書いたけど、こんな曲はどうかなとイメージを試すのに動画が作られているんですね。

プロコイエフ「ロミオとジュリエット」

ヨナのフリープログラムに私もこれが一番、似合っていると思う。
あるいはオペラの曲から選ぶんじゃないかなと予想。

映画「戦争と平和」(1956)



映画はハリウッド製で、原作を読んだ人やロシア人には不満な点もあるかもしれないけど、音楽はニーノ・ロータで、昔、見た時そんなに印象に残ってないが、ナターシャのワルツは女子選手に似合いそうだし、最後の鐘が鳴り響くところを使ってほしい。

バッハ「パッサカリア」

これはバレエの「若者と死」という作品ですが、解釈は無視して、こういう前衛的というのか、緩急をつけた演技をフィギュアスケートでも見たいなと思いました。

シューベルト「ハンガリー風メロディ」

短調になったり長調になったり、強弱があって、最後までひきつけられます。

ラベル「ダフニスとクロエ」

来季の選曲にはならないと思うけど、気にいったので紹介します。太田由希奈さん(2004年4CC)音楽と演技が素敵。太田さんの優美な動き、伸びやかな滑り。雄大で幻想的な音楽を活かして、ハッと人をひきつけるトム・ディクソンの振付。イナバウアーに入るところは鳥肌が立った。
posted by ホープ at 23:56| Comment(0) | music | 更新情報をチェックする